2021-05-27
京都信用保証協会では創業者向けの経営支援サービス、創業バリューアップサポート「チャレンジ」(以下、「チャレンジ」)を実施しています。「チャレンジ」についての詳細は、こちらをご覧ください。
創業支援「チャレンジ」
今回、「チャレンジ」を活用し、自家焙煎珈琲豆屋を開業された日高克子さんにインタビューを行いました。
日高さん
もともとコーヒーが大好きで、知り合いのお店でさせていただいた焙煎体験をきっかけに「人がそれぞれの時間を過ごすお供に、自分が焙煎したコーヒーが誰かの役に立てたら幸せだな」と感じるようになりました。その後、“趣味”という位置づけでカフェスクールに通いましたが、授業をすすめるうちに起業への思いが芽生えました。また、同窓生が実際に開業したことも、起業を意識するようになったきっかけの1つです。
日高さん
カフェスクールに通っていたこともあり、スクールの講師や同窓生等、相談する相手はいました。私と同じようにこれから起業を考えている方や、既に起業されている方、経営について詳しい方が近くにいてくださったので、非常に有り難かったです。
日高さん
創業計画のたたき台はスクール通学時に資料として作っていたので、それを持ってとある創業支援機関に相談に行ったものの、前向きな回答が得られず、自信をなくしていました。そんなとき、知人から保証協会に相談して融資を受けた人がいるよと教えてもらい、すがる思いで伺いました。
日高さん
はい。相談に行った際のお話とチラシを拝見して、「無料でサポート」「専門家のアドバイス」「複数回の相談ができる」という点に魅力を感じ、申し込みました。自分でも資料は作ったものの、融資については経験がないので、一人で進めることに限界を感じ、一緒に創業計画を作ってもらいたいと思いました。
日高さん
突飛な考えには釘をさしてくださり、私自身が頑張らないといけないところは後押しをしていただきました。創業計画における具体的な数値や考えについて質問して頂いたことで、自分の計画について客観的に見る力を身に着けることができたと感じています。
日高さん
現実的な視点が身につきました。夢だけではだめで、借入をすれば返済しなければならないので、開業のその先の事を考えるようになりました。また、初めて融資を申し込む人は融資実行まで案外時間がかかるということや、金融機関へ提出する書類や、それをいつまでに提出しなければならないといったことが分かりづらいと思いますので、今後の融資実行までの流れや金融機関への提出必須書類についてもう少し詳細に教えていただけると安心だと思いました。
日高さん
お勧めしたいです。自分でできる方は金融機関で直接交渉のほうがスピード感はありますが、何から始めればいいのか分からない、という方はサポートがある方が心強いと思います。じっくり考えたい、数値計画の立て方が分からないという方にもおすすめしたいです。また、個人事業主だからということもあり、保証人が不要というのも助かりました。保証協会では創業後もサポートいただける体制と聞いているので心強いです。私は女性なので、ことそらメンバーの存在が温かく感じました。
左:専門家 伊藤弥生公認会計士/中央:日高さん/ 右:当協会職員
いつでも気軽に、小さな扉をガラリと開けて、「こっちへ、おいない」そんな想いがこめられた日高さんのお店“oinai coffee”。アクセスについては以下のページをご覧ください。